水抜き剤は本当に必要なのか
乗ってるだけで水は貯まる
みなさんこんにちは。
代表の平下です。
みなさんはガソリンタンクに水抜き剤を入れるのは必要だと思いますか?
結論から言うと私は必要だと思っています。
水抜き剤については既に色々なサイトで紹介されていますが、今回は何故必要だと思うのか私の実体験に基づいてお話します。
死水と死にガス
まずはみなさん死水(しすい)はご存じでしょうか?
これはダム用語でダムの最低水位より下に位置する水の事で、通常は使われない水である事から死水と呼ばれています。
そしてガソリンタンクにはガス欠になってもまだタンクの中に残っているガソリンが僅かにあり、これを死水と同様の意味で死にガスと呼ばれています。
ガス欠で停止したバイクを大きく傾けるとエンジンがかかってもう少しだけ走れるのはこの死にガスを使うためです。
タンク内側には寒暖の差による結露が発生するためその水滴が流れ落ちて死にガスの空間に水が貯まります。
水はガソリンより比重が重く下に貯まるため死にガスの空間はタンクの鉄板と貯まった水が常に接するので、タンクの底は特に錆が発生しやすい部位になります。
錆で走行不能になる事も
画像はRF400のキャブレターと呼ばれる燃料系統の部品です。
茶色いものは全てタンクからガソリンと一緒に流れ込んだ錆です。
ある日の通勤途中に突然エンジンが停止してしまい、後日分解した所このような事になっていました。
錆が燃料ラインを詰まらせてしまった事でエンジンが停止してしまい、キャブレターのオーバーホールをする事となりました。
タンクにはコックと呼ばれる部品があり、コックには一応フィルターが付いているのですが細かい錆までは取り切れません。
燃料ラインに社外品の燃料フィルターを追加する事も出来ますが、高回転時に燃料供給が足りなくなる恐れもありますので、まずは錆の無いタンクを維持する事が大事ですね。
錆が進行するとこうなる
そのRFはその後不動となってしまい、いつか修理しようと庭に置いていたのですがこのような姿になってしまいました。
ずっとカバーをかけていたので気付きませんでしたが、ある日異臭に気付いてカバーをめくるとこの有様でした。
フレームに伝わっている茶色い滴りは全て腐ったガソリンです。
死にガス部分に水が溜まっていてずっとサイドスタンドで駐車していたので、タンクの底面の左側で錆が進行してタンクに穴が開いてしまいました。
ここまで錆が進行すると修理は困難です。
溶接などで穴を塞いだとしても鉄板が薄くなっているのでコーティングしても不安は残りますね。
なのでやっぱり水抜き剤
そこで水抜き剤(イソプロピルアルコール)を入れると水とガソリンが混じり合うため、ガソリンと一緒に燃焼して排出する事が出来ます。
最近の4輪では樹脂タンクが増えてきたので水抜き剤は不要との意見も多いですが、2輪は鉄タンクが一般的なので時々入れてあげるとタンクも長持ちするでしょう。
ホームセンター等では数百円~千円程度のものなので手軽なメンテナンスとしてオススメです。
カスタムはとても楽しいものですが、カスタムの前にはまずメンテナンスです。
メンテナンスがしっかりされた車体がカスタムの効果を発揮する事が出来ます。
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